2019年5月27日
5月後半に入り、異常気象により、日中の猛暑日が続く日々となっております。
この温度差で、深部体温の高低差がつけにくく、睡眠で悩んでいらっしゃる方が増えています。
眠れない原因としては、体の不調、環境の変化、精神的ストレスや心の病気、薬やアルコールなど、いろいろなことが考えられ、不眠への対策もいろいろです。
脳や内臓などの体の内部の温度を「深部 体温」といい、入眠1~2時間前に入浴で深部体温を上げ、この深部体温が下がるときに、眠気も誘発されるのです。
体を温める入浴のコツ
38~40℃のぬるめの湯は、自律神経のうち副交感神経を優位にし、心身がリラックスして眠りにつきやすくなります。体が温まって末梢血管が広がると、手足からの熱放散がスムーズに。
深部体温を下げやすくし、質のよい睡眠が得やすくなります。
一方、42℃以上の熱い湯に浸かると、逆に交感神経が優位となり、緊張モードに。
神経が高ぶり、眠りにつきにくくなってしまいます。熱い湯に浸かると気分がスッキリして疲れがとれた感じがしますが、眠りには悪影響なのです。
暑いのでシャワーのみで済ます方もいますが、寝る前にいったん深部体温を上げる事が、よい睡眠を得やすくなりますので、しっかりと湯船につかって下さいね。